城山ダムが放流するとなって、前もって放流しとけ的なツイートを見たので、ダム工学会にも入ってる私が簡単に説明します。
ダムでは台風が来るとなると予備警戒と言って、台風の水を受け入れれるように水位を下げてるけど、それでも無理な時の放流をテレビで放流と呼んでます。
前もって放流してます。 pic.twitter.com/LsDoaxeDsm— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
厳密にはダムの運用はもっと複雑で、語りだすと朝までかかるんで少々の雑さは許してください。笑
— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
あとこういう時に”ダムが放流したから浸水した!!”みたいなのを言う人が出ますが、ダムが入ってきた水の量以上に放流することはないです。
入ってくる量=放流する量にするだけです。 pic.twitter.com/2C0Y9LAj4d— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
マスコミ批判で”ニュースにならない”と書いたのではないです。
予備放流はいたって普通のことで、雨が降るたびに当然やることなのでわざわざ報道しないのはそりゃそうかなと思ってます。— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
ダム湖内の流木処理が大変ですねw
水を吸った木は重いっすから…— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
自然相手のお仕事は大変ですね…
— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
そうですね。
ダムが決壊すると、氾濫どころの話ではなくなります。
かつて、マルパッセダムというダムが崩壊したことがありますが、下流の町が二つ無くなりました。https://t.co/Iem8h6voRU— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
のっかって
勝手に追記しておくと、
城山ダムは多目的ダムといって
今回のような洪水調節のほかに
上水道・工業用水・発電用の水も賄ってます。
なので事前に空っぽにしたりはできないんですね。
それなりの水量を常に維持する必要があるダムなんです。— NANAKO (@life_designer75) 2019年10月12日
いえいえ、リプありがとうございます。
ダム本体に万が一のことがあると、浸水どうこうの事態ではありません。
数十メートルの津波が上流から襲ってきます…— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日
どれくらいの洪水に対して都市部を守れるようにするかは河川計画で国が策定してます。
想定が甘かったといわれればそれまでですが、じゃぁ2億年に一回の出水に耐えれるように費用をかけてバカでかいダムを造りまくるか?という問題もあるので、リスクとコストのバランスが難しいところです。— てらさん@おぎゆか推し (@tera_ngt) 2019年10月12日