【極めて稀】鎮痛剤で血液が青色になる症例、米で報告https://t.co/IPdv3639CF
患者は25歳女性で、全身脱力感、息苦しさなどを訴え病院を受診し「後天性メトヘモグロビン血症」と診断。治療により回復したという。 pic.twitter.com/VE2hula9ju
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年9月21日
女性には皮膚が青く見えるチアノーゼの症状があり、医師はこの症状について、皮膚の末端神経を麻痺させる鎮痛薬が原因だったと診断した。
女性はこの前日の夜、歯の痛みを止めるために局所麻酔薬のベンゾカインを大量に使用していた。
症例を報告した救急医のオーティス・ウォレン氏はCNNの取材に対し、患者が「青くなる」症例はこれまでに1度しか見たことがないと話している。その患者のことを鮮明に覚えていたため、女性の症状をすぐに見極めることができたという。
ウォレン医師はこの症例を、特定の医薬品に反応して血液が組織に酸素を送り込めなくなる「後天性メトヘモグロビン血症」と診断した。「教えられるし試験にも出るけれど、滅多に見ない特異な症例」(同医師)だという。
同医師によると、酸素を豊富に含む血液は鮮やかな赤色に見える。だが、メトヘモグロビン血症の患者の血液は、実際には酸素レベルが高くても青く見える。酸素と結合した血液は必要な場所で酸素を組織に放出せず、患者は青ざめて見えるという。