「手首そのものは回転しない」
と5億年前から言い続けてますが、文章ではどうも伝わり辛くスルーされてしまいがちなので・・
これが現実のバイオメカニクス。
まあ「肘から」ですよね。
ピッキングに回転をミックスしたい場合はこのメカニクスを頭に入れておくと良いかもね! #ギターレッスン pic.twitter.com/6kX7b2nPyQ— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日
で、その肘関節から生み出される回転(正確には“回内” “回外”といいます)を有効的に演奏に活かすには、ギターボディに“尺骨(矢印)”という骨あるいは筋肉も含めその周辺のエリアが密着していることが鍵となってきます。 pic.twitter.com/rbpcSOCBT5
— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日
どれだけ有名で実力のあるギタリストが「手首の回転だ!手首!」といっても、この事実は動かない。
もちろんその方々に悪意はないんだよ。ご本人は「手首から回転させる感覚で上手くいった!」という固有の成功体験があるので、むしろ善意で言ってるはずだし「個人の感覚」としてはある意味正解。— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日
問題は、その感覚のみを頼りに、成功体験を他者と共有することは非常に難しくほぼ運次第になるということ。
「手首から回転させなさい」と相手に伝えて、相手が運良く肘から回転させた結果なんか上手くいった・・的な奇跡に頼ることになる。— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日
あるギタリスト(先生でも良い)が生徒Aと生徒Bに「手首から回転させなさい」と伝えました。
手首は回転しない・・はずなのだが、Aさんは手首と思いながらたまたま運良く“肘から”回転させていた。
Bさんは先生の言葉に従い“手首から”動かそうと必死に頑張った。— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日
良い演奏結果に繋がるのは当然Aさんで、彼は先生から褒められるだろう。
一方Bさんは先生の教えを忠実に再現しようとしたのに「そうじゃない!なぜ出来ないのだ」と注意を受ける。先生の教えを守ったのに・・
とまあ極端な例だけど、たぶんこれに近い悲劇はあちこちで起きてると思うよ。
— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日
じゃあ先生が悪なのか?って言うとそれも違う。
考えた方によるが、中々発展してないギター演奏のメカニズムの状況そのものが悪なんだな。「ギターの達人と言えどその人固有の感覚は杜撰亜であるから、もっと別のものに頼りにする新しい考え方が必要」ってことだと僕は考えてます。
— 山本安男 (@Jens_Inferno) 2019年9月14日