「漫画家のアシスタント代は漫画家の負担なの?マジ?」という話題に触れて、最初冗談かと思ったんだけど多くの人が本当に驚いていてヒザの力が抜けそう。商業誌で漫画描いて100万円の原稿料を手に入れるためには、アシ代含めて100万円の経費(100万で済めば良い方)が平気でかかるんですよ。
— 一色登希彦 (@ishikitokihiko) 2019年9月10日
広く伝わらなかったんだから仕方ないものは仕方ない…と考えるしかないけど、10年前にそれなりに多くの人が(佐藤さんの声がいちばん大きかったと思うけど)「連載漫画家の経営は構造的に破綻している、何とかしないと」と声を上げた事に、どれだけの意味があったのかしら…と寂しくなる筋合いはある。
— 一色登希彦 (@ishikitokihiko) 2019年9月10日
でもこの時の僕にはまだ「商業漫画の世界は問題が多い。けどそれでも商業漫画家になりたいなら、こういう所を理解して我慢して上手く乗っかるしかない」というスタンスがあって、例えば佐藤さんの取った「いいから既存システム全部批判してひっくり返せ」という程の胆力は無い。個々の資質だ。許して。
— 一色登希彦 (@ishikitokihiko) 2019年9月10日
編集もまた同じですね。
デザイナー、カメラマン、イラストレーター、ライター。ギャラはもちろんひとつの記事を書くのに必要な交通費やら飲食代、初版、色校などのプリント代など。大変なんです。— 神原将 (@shoukamihara) 2019年9月10日
そうですそうです。
— 神原将 (@shoukamihara) 2019年9月10日
日本でも昔、ある新興漫画雑誌がそれに近いシステムを始めたことがありますが、上手くいかなかったそうです。20代の作家の仕事場に40代・50代のアシスタントが派遣されたりしたそうで。しかし今のデジアシなら、顔を合わせないので年齢が関係ないから上手くいくかも知れません。
— 竹熊健太郎《地球人》 (@kentaro666) 2019年9月10日
以前、佐藤秀峰氏が「『海猿』を連載していた時、原稿料は1ヵ月で72万円。そこからアシスタント代47万円と、画材代・資料代・仕事場の家賃・光熱費などの諸経費32万円を引いたら、毎月7万円の赤字だった」と語っていましたが、原稿料だけでは生活できないのが漫画家のリアルな実情なんですね…
— タイプ・あ~る (@hitasuraeiga) 2019年9月10日