自由に食べれるエサ、レバー押さないと出ないエサ、自由なエサあるのにわざわざレバー押してしまう。無駄な苦労なのに「苦労したからには価値がある」と思ってしまうのは、ネズミ、魚、鳥から人間までどの動物にも共通の現象だが、唯一ネコだけは無駄な苦労はしたがらないって研究結果を読んで笑ってる
— Podoro (@podoron) 2019年8月30日
無駄な苦労なのに「苦労したからには価値がある」と思ってしまうのが【コントラフリーローディング効果】。ブラック企業・部活、無意味な「伝統」など有り難がってしまうあれ。
論文は「猫は怠惰」と結論づけてるけど、むしろ猫だけが正でしょ。https://t.co/vuKF32dA1Q
— Podoro (@podoron) 2019年8月30日
人間には「苦労したからには価値がある」と思ってしまうバイアスがあると実証されてるのは知ってたけど、動物も皆やる、しかし猫だけはやらないってのが面白い。さすが猫。
しかし、生き抜く為に合理的なはずの動物が何故わざわざ無駄なことするのかはまだまだ議論がある模様。https://t.co/9RElXxyQpi pic.twitter.com/qDQGQh1QHP— Podoro (@podoron) 2019年8月30日
人間だと、自由に取れるアメあるのに幼児は100%レバー押す。年齢と共に割合下がるが、大学生すら50%は無駄に押す。https://t.co/AAm7CboE9C
他にも、自由に入れる部活、無意味で理不尽な入部試験ある部活だと、後者の方が価値あると感じるなどの研究結果。
「価値」を錯覚してないか注意したいですね。— Podoro (@podoron) 2019年8月31日
なぜ合理的に進化したはずの動物が無駄なことするのか? 一つの仮説は、「(他の、自由な)エサがなくなった時に備えての情報収集」行動が”本能”として身に付いたとの説。https://t.co/aD2xjvgg4O
しかし、実験では「数回チェック」でなく、何度もやり続けるので、説得力ある説明とは言い難い。
— Podoro (@podoron) 2019年8月31日
実験では、自由な餌はあるし、餌が出てこなくなるとレバーを押すのをやめる。ネズミ達は「餌が必要だから」レバーを押してるんでなく、「そうすると餌が出てくるから」レバーを押している。
人間だって給料出ないなら仕事辞めるはず。しかし、宝くじ当てた人や裕福な定年退職者も仕事続けたりする。
— Podoro (@podoron) 2019年8月31日
心理学者や経済学者は、「人や動物は、”報酬”、あるいは(本人にとっての)”価値”を最大化するよう行動する。だから、(見えないだけで)本人が感じてる何かの”報酬、価値”があるはず」と説明するが、
「”報酬・価値”を最大化するはずだから、何かあるはず」では、ただの循環論法。— Podoro (@podoron) 2019年8月31日
謎である。「モチベーション」とは斯くも複雑怪奇なものだよというお話。(詳しい議論は3ツイのリンク先記事を参照)
そんな中で、自由に食べれる餌がなくなるまでは面倒なレバーには絶対手を出さないお猫様、さすがである。
しかし、なぜ猫だけがそう進化したのか気になる所。 pic.twitter.com/rT01AIyn28
— Podoro (@podoron) 2019年8月31日