ゴキブリ「1匹見つけたら100匹いる」は本当?

コロニーを作って生活している
まず、ゴキブリは基本的に夜行性で、暗くて狭いところを好みます。警戒心が強く、人の気配がすると物陰に潜んで出てこないので、「見かけること自体がレア」ということです。特に卵を抱えたメスはより警戒心が強く、めったに暗がりから出てこようとしないので、実際に見るのはほとんどがオス。オスがいればメスもいるわけで、この時点で見かけた数の2倍はいるということがわかります。加えて、単独で生息することはなく、コロニーを作って集団生活しているため、1匹でも見つけたということは、家のどこかに隠れて潜んでいる仲間がたくさんいると思っていいわけです。

繁殖する前の駆除が大事
繁殖力も旺盛で、1匹のメスは1年半ほどの寿命の中で、1回につき22~28個の卵を15~20回産卵します。平均するとメス1匹が400匹以上に増えることになります。つまり、最初に侵入したのは雌雄一対ずつだったとしても、あっという間に数百匹になってしまうということです。特に、暑くなる7月~8月はゴキブリの活動がもっとも活発になる最盛期を迎えます。繁殖する前に駆除などの手を打つことで、ある程度、発生を抑えられるとのこと。1匹のゴキブリを見つけたら、駆除も本腰で取り組む覚悟が必要のようです。