わたしは小さい頃から深爪で、それがどうしようもないコンプレックスだったんですね。
高校生で女子クラスになったとき、隣の席のギャルの子がわたしの手をサッと取って
「ちいちゃい爪?!何コレマジでかわいんですけど!!」ってわたしの手をサッと取って、— たけのこスカーフ (@takesuka) 2019年7月16日
ぽかんと呆けてるうちに、断りもせずに私の爪にラメピンクのネイルをさっさと塗りはじめて、大変なことに巻き込まれてしまったと思って震えていたら
「いやウチの爪、足みたいにでかいからさあ、ちっちゃい爪いいなあって思って!」
ってにこにこするから呆気にとられて笑っちゃって、— たけのこスカーフ (@takesuka) 2019年7月16日
まず自分の爪は隠すもので、そんな可愛らしく形容されるものじゃないと思ってたので、変な子!って思いながら死ぬほどうれしかったんでした。
次の時間の体育のとき、先生にバレないように右手だけグーにして爪を隠しながら、面映ゆく握り込んだ爪をちらちら見てた。
— たけのこスカーフ (@takesuka) 2019年7月16日
それ以来、気がつくと酷い深爪になってたときは大人気ない、みっともないって自分に落ち込む前に、
彼女をあたまの中に召喚して、「ちっちゃくてかわいい爪!」って言ってもらって、懐かしくて不似合いなラメのピンクを思い出しています。
— たけのこスカーフ (@takesuka) 2019年7月16日
このギャルの子とは修学旅行で一緒に寺巡りをし、宿でコナンのスペシャルをみながらファミマの弁当を食べ、30人で雑魚寝しながらふとんをかぶって内緒話をし、お互いの頭に盛大に寄りかかりながら新幹線で眠った。なんで仲良くなれたのか謎だった。でも今は連絡先も知らない。元気でやってるといいな。
— たけのこスカーフ (@takesuka) 2019年7月16日