電気屋時代に各店舗を回ってた時の話。あるところに「倉庫の監視カメラの電源を切っている」というとんでもない店舗があったのさ。
店長にコレはいかんぞ、と上申したところ店長曰く
「ヤベェもんが映るから許可を得て電源を切ってる」と— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
怖いもの見たさでデータを確認してみたらもう「家電よりこの映像を売った方が儲かるのでは?」と思えるほどに映るわ映るわ。まさに怪奇映像の量販店
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
1:什器の周りを笑顔で走り回る子供。タイムスタンプは午前4時。閉店時間どころの話ではない。
2:空調の室外機の上で狂ったように右回転し続ける人の形をしたナニカ。CoDで見た。
3:禿を連れた遊女らしき女性。どちゃくそ美人。はっきりとカメラの存在を認識していた。
書き出せばキリがない— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
そして監視カメラの電源を切ることとなった原因だと思われるナニカ。
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
ビジュアルで一番近いのはSCP-096「シャイガイ」だろうか。
ソレは前述の遊女のように明らかに監視カメラの存在を認識していて、そしてその向こうの存在も認識していたように思う。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
カメラを瞬きもせず凝視しているソレは口の周りがいやにボケて映っていた。ソレが毎日毎日監視カメラに映るのだ。カメラの映像を早回し可とはいえ確認せねばならない店長の心労は察して余りある。「コイツ口の周りが映ってねぇだろう」と不意に店長が口を開いた。
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「コイツな、すげぇ速さで何か喚いてるんだ。んで、それが日に日に遅くなっていってるのが分かった。あとは分かるな?」と。
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
もう心底ゾッとした電気屋時代のお話でした
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
通知止まらないけど勢いがあるうちにあの店舗であったいろんなこと語りたいね
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」であったこと①
エアコン商戦真っ只中の家電量販店の倉庫というものは、所狭しと並べられた室外機によって一時迷路の様相を呈します。そんな日の監視カメラの映像。
実は映り込み常連だった遊女さん。ところがその日の映像では少し様子が違いました。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
心なしか慌てている様子。そしていつも一緒にいた禿ちゃんがいません。
もしや。ちらりと店長を見やると
「ちゃんと導線分かりやすくしたよ」と。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」であったこと②
閉店間際に老齢の女性がご来店。お孫さんのおもちゃ用の替えの電池をお探しとのことでご案内することに。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
ところがいざ会計、となったところでお客様の姿が見えなくなってしまいました。
もしや。レジ締め中の先輩を見やると
「オバケも接客できるとかなかなか優秀だなぁ」と。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」であったこと③(終)
トレイルカムがAVコーナーに入荷した日の話。
オカルト否定派のヘルプ仲間のO君がある日トレイルカムのデモ機を使って倉庫を撮影してみよう、と言い出したのが事の起こり。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
ええ。そりゃあもう映りますよ高画質で。禿ちゃんがとても可愛らしかったり、室外機の上で右回転してるナニカの回転速度が思ったよりも早かったり、監視カメラの映像ではわからないところが映し出されとても面白かったのです。(O君は顔面蒼白)
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
で、まぁ当然「シャイガイ(仮名」も映るわけですよ。ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべていて、あぁこんな顔だったんだなぁ。などと思って???笑っている?
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
笑っているのが分かる。
口許が映っている。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
にやけ顔が瞬きもせずにカメラを凝視している。
歪んだ口が開くのが分かる。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
お
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
映像の再生をやめ、即座にSDカードをへし折りました。
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
短い人生の中で最強に怖かった瞬間でした。
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
なお店長に事情を話したらしこたま怒られた模様
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
あ、ちなみに私レジ残金があわねぇ!って深夜まで店長と残業してた時に遊女さんと禿ちゃんを生で見てます
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」のこと
・土地に曰くなど全くない
・倉庫以外は普通
・客層も普通(オバケのお客様は自分が接客した一名のみ)
・倉庫だけが異界じみている
・倉庫にいると否が応でも「見えてしまう」
・従業員のほぼ全員が何かしら見ている— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」の映り込み常連さん①
右回転マン
倉庫内に室外機の在庫がある時に現れる。FPSでよく見る動き。きっと実害はない。
室外機の在庫がはけるとしばらく現れない。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」の映り込み常連さん②
遊女さん
美人。とても美人。
何をするでもなく禿ちゃんを伴って倉庫を通過していく。実害はない。
禿ちゃん
かわいい。とてもかわいい。
遊女さんを見上げながらちょこちょこ後をついて行くのがとてもかわいい。実害などあろうはずもない。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」の映り込み常連さん③
シャイガイ(仮名
監視カメラオフの元凶。口許が映らなくなるほどの速さで監視カメラに何事かを喚いていたがその速度は次第に遅くなっていた。トレイルカム撮影時には口許がはっきり読み取れるほどに。本能に刺さるヤベェやつ。
何を言っていたかは知りたくもない— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」の映り込み常連さん④
蛇
蛇である。しかし異様にデカいアンド長い。
遊女さんと禿ちゃん同様通過していくだけだが圧がすごかった。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」の映り込み常連さん⑤(終)
狐
狐である。まごう事無き狐。
しかしセコムが反応しなかった以上この世のものではあるまい。もふもふは無害。
度々映り込んでいたが同一個体であったのかは不明。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
続 「あの店舗」の話①
皆さま「ノベルティ」というものはご存知だろうか。特定の商品を買った時に渡す、もしくは商品のプロモーションのためのいわゆるおまけである。
そんなノベルティが家電にしては珍しくチュッ●チャプスだった時のお話。
既にオチが分かる。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
まずノベルティの末路言おう。余ったのだ。それも大量に。よって店長より「食ってよし!」との沙汰をいただいた我々は休憩時間などによく食べていた。
ところが時々、どうにも味がしない飴を引き当てる者がいた。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
もしや。全員が同じことを考えたのだろう。
この事務所は倉庫に隣接、というより倉庫を経由しなければ入れない。つまりはそういうことだろう、と。誰だ、と。
というわけでその日、店長を説得し1日だけ監視カメラのを起動してもらった。
するとやはり映る。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
結論から言おう。犯人は禿ちゃんだった。飴ちゃん持ってニコニコして遊女さんの後を歩いているのだ。
誰が彼女を責められよう。全員で笑って、時々倉庫に飴を置くようになった。— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日
「あの店舗」であったこと。思い出した時につらつらと書いていきたいと思います
— 慎の字@開位指定 (@Lv3Holy) 2019年6月13日