香港ではいま中国への犯罪者引き渡し法案反対のデモが行われていて、参加している友人によれば100万人が参加しているらしく、香港史上最大のデモらしい。というか、アジアでも最大規模のデモだろう。写真を見ると凄い数で、警官も道路を開放している。民主主義を死なせないために、我々も見習うべきだ pic.twitter.com/RVstWUqiIV
— 一文学徒 (@ichibungakuto) 2019年6月9日
犯罪者引き渡しと言うと何かと思うかもしれないが、これには政治犯も含むので、中国共産党批判をする「政治犯」が本来香港では法に問われないはずなのに、中国共産党の要求によって中国へと送還されることになりうる。ジャーナリストや民主活動家、宗教的指導者が香港から中国に送還されかねない。
— 一文学徒 (@ichibungakuto) 2019年6月9日
皆さん、いま香港で起こっているデモについてあまりご興味ないようなので、一応説明しておくけど
・今回の改正案が通れば、香港の一国二制度が完全にアウト
・並行して中台関係がヤバイ上に台独の傾向が強まる…武力併合の可能性高まる
わけで、日本にこの影響がないわけがない…という状況であります https://t.co/ZYYLAcBCqQ— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
それと、私個人が今後、中国に入れなくなったら、香港をベースに「黒色中国」をやろうと思ってたんだけど、今回の引き渡し条例の改正案が通ってしまうと、それもできなくなるかも。私みたいなザコでもアウト…ってことは、他の色んな人がアウトってこと。ビジネス、投資、観光なんかにも影響でてくる。
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
だから今日香港のデモで、暑い中がんばってくれた人たちは、私達日本人のためにも、がんばってくれた…勇気出して身体を張ってやってくれた…そういうツモリで今日のニュースやこれからの展開を見ると、もっと親近感が出るし、実際のところ大袈裟でもなく、そういうものなのです。香港人加油\(^o^)/
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
この連投、あっという間にRTが何百になってしまったので、ついでにいくつか追記しておこうと思う。確か2004年頃だったと記憶しているのだが、香港の太子(プリンスエドワード)あたりで、拳銃を持った2人の男が警察に逮捕されてニュースになったが、すぐに釈放された…という奇妙な「事件」があった。
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
この2人は中国の「当局」の関係者…という話だった。「一国二制度」の香港で中国の「当局」が勝手に武器を持ち込み何らかの活動をしてた…それから10数年たって、香港銅鑼湾書店関係者の「失踪事件」が起きる。実は、今回の引き渡し条例の改正に先行し、この10数年香港はこのような危うい状況にあった
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
私自身、書店事件の数年前、香港へ行って携帯電話のSIMを買い、某ジャーナリストに連絡したところ、数時間後に普通話の女性から「なぜあの人に電話した?オマエは何者だ?」とシツコク聞かれたことがあった。買ったばかりの私のSIMの番号とジャーナリストに電話したことを、なぜこの女は知っているのか
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
「あちら」からしたら、香港に来たばかりの正体不明の者が、SIMを買ってすぐ電話したのが某ジャーナリストだったので、行動を怪しんだのであろう。香港では数年前から、そういう異常なことが、私みたいな「ザコ」にも行われていた。ということは、香港人自身にはもっと身近に心当たりがあることだろう
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
今回の条例改正が通ってしまうと、中国は今後そういう「回りくどいこと」をせずに済む。中国に不都合な人間は、香港にいたとしても、中国国内の法律で罪をでっち上げて、「引き渡し」で大陸に合法的に引っ張ってくることができる。香港人が今回これだけ熱心に反対する理由がわかっていただけただろうか
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
「台湾は日本の生命線」という言葉があるけど、台湾の独立と香港の民主は表裏の関係にあるので、「香港の民主も日本の生命線」である。香港の民主が失われ、国際都市の機能も低下して、それで日本人にとって良いことが1つとしてあるわけがない。ぜひ「我々」の問題として今後も注視していただきたい。
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月9日
【香港反送中游行 台湾不存幻想】
https://t.co/2gZhnPiei5
▲RFAのニュース。こちらの連投にニュースをつなげるのはどうかと思ったが、私の主張を裏付けるものなので、こちらで紹介する。ようするに今回の香港のデモで、台湾政界では強烈な反応があり、一国二制度に対する「幻想」はない…という内容— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
RFAは台湾の中央通信社から引用してるので、元をたどってみたhttps://t.co/RzYS3mCKuy
香港のデモに対する蔡英文総統のコメント
「我々は世界に向け、更に大きな声で伝えておきたい…台湾人は我々の民主を愛し、我々が自分で命運を決定する権利を堅持する。『一国二制度』は台湾人の選択肢ではない」— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
この「我們的民主」(我々の民主)と言うのが良い。単に「民主」ではなく、中国が押し付けるニセモノの「民主」でもなく、どこからか借りてきた民主でもない。台湾人が長年かけ自分たちの手で勝ち取り、みんなで作り上げてきた民主。それを愛している。我々は自分で命運を決定するのだ…と宣言している
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
「皆さんが見たであろう香港人が必死に求める人権保障と民主法治は、台湾においてはこのように、自然に存在している。このことは皆さんが、心を込めて愛し、力を込めて護るに値する」
この最後の「用心珍惜、用力守護」と韻を踏みながら強調するのも良い。蔡英文さん、意外とスピーチが上手い(^^)— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
蔡英文総統は更に続ける。
「一国二制度の下、たった22年で、香港人の自由は当然のものでなくなり、かつて誇りとした現代法制は崩壊へと向かっている。このことは、台湾が深く戒めとし、心に留めるに値する」
1ミリの誇張もなくこの通りだ。返還22年で、中国が香港に何をしてきたのかが集約されている— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
昨晩発表された蔡英文総統の談話は、現在FBで6770の「いいね」を集めている。他のニュースを見ても、台湾は今回の香港のデモに関心が高い。https://t.co/NJgbnPgnyT
▲こちらは、次期総統選に出馬する郭台銘の発言。「一国二制度は失敗した…我々は中華民国の自由民主制度を堅持しなければならない」 pic.twitter.com/1Gyqe9n5yk— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
「一国二制度」は、香港、マカオ、そして台湾の「回収」を実現するために編み出した中国の政策で、香港とマカオの返還によって先行実施された。台湾がそれに乗るかは別にして、香港とマカオが一国二制度でどのように扱われるのかは、台湾にとっても中国との関わりを見定める上での目安になっていたのだ
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
2003年の国家安全条例案反対デモの時、50万人が参加し香港の民意を示した。中国は一旦手を引いて「一国二制度」が尊重された格好になったものの、2014年の雨傘運動で普通選挙は実現できず、今回の「引き渡し条例」改正案は、一国二制度にトドメを刺そうとしている。台湾にとってこれは他人事ではない。
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日
台湾からすれば、こんな中国とは一緒になれないし、近づきたくもない…と「独立」の方向へ進めば、中国は武力でねじ伏せようとする。だからといって、面従腹背のつもりでも併合を一旦許してしまえば、香港のように民主も法治も奪われる。近隣のこのような悲惨な状況が、日本と無関係であるわけがない。
— 黒色中国(感恩推特?始十周年) (@bci_) 2019年6月10日