倒れて意識がない女性に救命処置を行う場合、どんな配慮や工夫ができるのか







女性に使用…どんな配慮を?
倒れて意識がない女性に救命処置を行う場合、どんな配慮や工夫ができるのか、京都大学健康科学センターの石見拓教授によると、声をかけ意識がなければ、119番に通報して、近くの人にAEDを持ってきてもらうように頼みます。

呼吸をしていない、またはよくわからなければ、胸骨圧迫=心臓マッサージを始めます。

AEDが届いたら、電源を入れ、2枚のパッドを素肌に貼りますが、服をすべて脱がす必要はなく、下着をずらして右の鎖骨の下と左の脇腹の辺りに貼ることで対応できます。貼った後は、上から服などをかけても大丈夫です。

石見教授は「AEDのパッドは貼るべき位置に貼れれば、服をすべて脱がさなくても問題はない。女性であっても男性と同じだけの救命のチャンスが与えられるべきで、訓練の場などで女性への対応のしかたを広く伝えていきたい」と話しています。