私が日本のメイクに関して言いたい事をマツコが全部言ってくれた

私のメイクなんか、誰の参考にもなりませんって。ファンデーションを塗るにも、左官屋さんみたいな作業してるんだから。でも日本人は、ファンデの量が少ないと思うのよ。薄づきであることが命、ナチュラルであることが正義みたいになってるけど、46歳のおっさんの私がこんな風に見せていられるのもメイクの力。だから思い切ってもっとファンデを塗るべきだし、思い切ってアイラインも引くべきなのよ

昔、作家の中村うさぎさんに、あんたのメイクは武装かと言われて、なるほどと思ったことがあるの。そう、これは武装で、戦いに行く鎧だったりするわけですよ。それは世の女性も同じで、社会に出て戦うためにメイクで武装する。男性から見たビューティーだけでなく、武装するためのビューティーという概念を、いろんな女性に持ってもらえると面白いと思う。昔流行ったギャルメイクも、好きだったわ。男から見た自分でなく、女としてどうありたいかというのをいちばん発信した時代。男ウケを狙うのでなく、私がやりたいからやってるんだというね