一歩間違ったら娘を死なせていたかもしれない

 今もまだ手が震えてます。娘、死んだかと思った。いつも通りパンを食べさせてました。ただ今回初めて買ったパンでいつものパンより少しもちもちだったんです。とても美味しくて娘も気に入ってキャッキャと嬉しそうにもぐもぐ食べてくれて。
ただもちもちしていたしいつも以上に細かくちぎってパンにスムージーかけて食べさせていたのですが、次の瞬間娘が声にならない様な変な声を出しフリーズしたんです。すぐ詰まったんだと気づき膝の上でうつ伏せにし背中を何度か叩きました。
 それでも苦しがる娘。小さくちぎっていたしすぐ出ると思っていたのに全く出ず指を入れても分からない。ドンドン苦しがる娘。このままでは娘が死んでしまうって思ったら一気に冷静さが吹き飛び、お風呂に入っていた夫に有り得ない位の大声で泣き叫びながら助けを求めその間もとにかく背中を叩き続けました。到着した夫が再度指で舌を軽く押す様にしながら奥にスライドしていったらパンに触れる事ができ引っ張り出してくれました。
 娘はすぐ元気な声を出しこちらを見て笑ってくれたのですが、その目がうっすら赤く涙目で。健気なその笑顔を見て申し訳なくて胸が苦しくて悲しくて。きっととても苦しかったし怖かったろうなって。恐怖と取り出せた嬉しさと感情がグチャグチャになり泣きながら力の入らない腕で何度も娘を抱きしめました。生きていて良かった。心の底から思いました。
 少し冷静になり取り出したパンを見た時血の気が引きました。細かくちぎっていたはずのパンが大きい塊に。もちもち素材だったせいかうまく噛んだり舌で潰す事が出来ず飲み込めていなかったのに、いつものテンポであーんと口を開くので口の中を確認せずあげ続けてしまい咀嚼の度にパンがくっついてみるみる口の中で大きな塊になり飲み込んだ瞬間詰まった様です。100%完全に私の不注意。ちぎってる段階でもちもち素材な事に気付いていたのに、だからいつもより細かくちぎっていたのに…きちんと警戒をする事が出来ずいつも通りあげ続けてしまった。本当に申し訳なくて今も恐怖で手が震えます。
 少しでももちもちしたり粘り気のある物は常に飲み込めたか確認する位細心の注意をはらうか、もはや与える事をやめた方が良いとさえ思ってしまいます。今生きて布団で寝ている姿は当たり前の姿ではない。私の不注意で死なせてしまっていたかもしれない、この姿がもう見れなかったかもしれないと思うと涙が止まりません。私が偉そうに言えた事ではありませんがどうか、どうか、月齢進んでもいつもの食材だからと安心せず歯が生え揃うまでは、いや生え揃ってもなお警戒して損は無いと思います。本当に怖かった。苦しがってうぐうぐ言う娘の姿が目に耳に焼き付いて恐怖でパンやいも類、軟飯のお握りなど全てしばらく食べさせる気が起きません。
 もう2度とこんな思いはしたくないし、誰にも同じ思いをしてほしくないので乱文で分かりづらいですがツイートさせて貰いました。自分の子はもちろん、皆様のお子さん達も皆無事すくすく育ちますように。