同感。いじめというひらがなの柔らかい言葉に様々な刑事事件が隠されてしまう #クロス pic.twitter.com/J6AiEv6aYs
— ぷにぷに (@SHZYUVs0GR7z3g8) 2019年1月29日
いじめは学校内複合犯罪。いじめた側は犯罪者。隠蔽した学校は犯人隠避及び証拠隠滅の罪。しかし学校側は対策ができないのではなく対策するための人的リソースが足りないのではないか?という思いがあるので手始めに教員増員から始めたら良いのではないかと。
— ウノーガ2 (@unohga2) 2019年1月29日
この画像を提示したのはどなたでしょうか。動画を確認できませんので発話意図はわかりませんが、画像としては、一人歩きすると問題ある事実誤認を含んでおります。 https://t.co/ZSxTjDRsJy
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
僕自身は、必要に応じて司法と警察が、要請に応じて学校に介入するのはケースにより重要、スクールロイヤーのあり方も要検討だと思いますが、そもそもの前提が間違っていると具体的対策が構築できません。パネルを掲げたのはおそらくいじめ実務に関わる法律家ではないのではないでしょうか。
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
例えば「いじめは犯罪」は、スローガンとして政治的に用いるのはともかく、字義としては誤りです。「刑事罰に該当するいじめもある」であれば正しいですし、「いじめは犯罪的」という比喩なら分かります。しかし、「"いじめ"は存在しない。あるのは刑事罰のみ」は明確に誤りです。
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
番組では古谷経衡氏が、「実はいじめなんていうものは存在しない。この6つの刑事事件のどれかに一致する、あるいは複合的に一致するのがいじめであると」と説明していました。これは法的にも実態的にも誤りです。まず、刑法に該当しないいじめ、刑事事件化されないいじめは多くあります。
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
日本のいじめは、暴力系ではなくコミュニケーション操作系が主流です。そのうち例えば「シカト」「無視」が、6つのどれかで刑事事件化可能なのかどうか、問うてみればわかるでしょう。
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
他方で、刑事罰にはならないが、民事で問う、といういじめは多くあります。民事で言えば、加害者には、不法行為責任(民法709条)が問われる場合があり、学校側には管理責任(同415条等)が問われる場合があります。それでも、民事で勝てるかどうかはケースや争いかたによって変わります。
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
私が代表を務めているNPO法人「ストップいじめ!ナビ」には「弁護士チーム」がいて、複数の弁護士が学校に出張し、法的には何がいじめとして問題化されるのかという授業を行なっています。その場合でも、「いじめは犯罪」とは言いません。法的にアウト<だから>いじめはいけない、とも言いません。
— 荻上チキ (@torakare) 2019年1月30日
「いじめは犯罪」というスローガンを拡げてしまうと、むしろ「犯罪ではない行為は『いじめ』ではない」という誤解が拡がり、かえって「いじめ」の発見、対策が遅れる恐れもあります。「些細なことでも『いじめ』になる」と広報すべきであって、「いじめは犯罪」と断定することは明確な誤りです。
— 木下裕一 (@hirokazu41519) 2019年1月30日