ちなみにイノシシの犬歯は一生伸び続ける…
新年早々何を呟いてるんだろう。 pic.twitter.com/bSO69KtG0F
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2018年12月31日
斬新すぎるのかツイートがけっこう伸びているので質問あった中から。
歯の格納場所ですが、小臼歯の下内側に斜めに格納されています。写真だとわかりづらいですが犬歯の歯槽はカーブを描いて小臼歯の下の膨らみに繋がっています。 pic.twitter.com/FwvlXZyXIQ— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
あと、歯の内側は上顎の犬歯と擦り合わさる形になっているので、先端が鋭いエッジをつくります。噛めば噛むほどに鋭くなっていくため、イノシシに襲われると太股などをスッパリ切られることになります。 pic.twitter.com/zzducQJ2ov
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
よくクマなんかと比較される事がありますが、この犬歯の付きかただけで見てみると全然違うんですよね。手前はツキノワグマ。常に伸びつつこすり合わされているイノシシの歯に比べて、ツキノワグマの歯は上下の犬歯が互い違いに組み合わさっています。 pic.twitter.com/GIISYpAQ1h
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
下顎だけ引っ張り出してきたけれど、イノシシは偶蹄目、ツキノワグマは食肉目で分類群は異なっている。のですが、ニホンジカ(奥)、ニホンイノシシ(中央)、ツキノワグマ(手前)比べてみると、イノシシの下顎とツキノワグマの下顎のつくりの近似にちょっとびっくりする。 pic.twitter.com/WNitrHNf9h
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
これは、イノシシもツキノワグマも、どちらも植物食傾向の強い雑食であるからだと思う。もっというと、同じ食肉目でもクマとねこでは相当異なっている。臼歯に注目するとわかるが、ネコ(手前:カナダオオヤマネコ)とツキノワグマでは、ネコが尖っているのに対してツキノワグマは平たくなっている。 pic.twitter.com/i7oQGQ2tkq
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
ネコも食肉目の中では特殊化している方なので、これを食肉目の代表みたいに思うといけないんだけどね。
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
よく考えたら変な歯列です。犬歯が臼歯の下側に格納されてる…。
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日
あとで呟く予定ですが外側と内側で歯の硬さが違うみたいで、使えば使うほどエッジが鋭くなる仕組みです。
— とらふずく@冬休み万歳 (@raptorial_owlet) 2019年1月1日