妙なホテルに着いた話
友人とレストランに行こうとしたがマップがバグり民家も店もほとんどない田舎町に着く。
1つだけあった大きなホテルを見つける。
フロントで道を聞こうと入るも誰もおらず壁掛け時計も柱時計も埃を被り止まっている
廃ホテルかと思い出ようとしたらお爺さんが背後にいる続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
お爺さんにレストランの位置を尋ねるも「コーヒーはどうだ」しか言わない。
仕方なく席に着くがいれてもらったコーヒーはソーサーには10年以上位のホコリが溜まりコーヒーの中には虫が浮いている代物。飲めないので口をつけたふりをして机に置き「このホテルは営業してるんですか」と尋ねてみる続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
「営業してる。ただ、今年はお前らしか客は来ていない。そうだよな?」と答える爺。その時既に10月。聞き返されて知るかよと思っていたら背後からもう1人おじさんが出てきて「そうだ、俺らはいつも働いている。しかし客が来ないから同時にいつも遊んでいる。ずっと昔から」と妙な会話をする
続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
会話の内容以前に彼らの英語がまるで幼稚園児のように主語述語文の構成がバラバラでチグハグなので「彼らはヤク中でヤク中のたまり場のホテルだろうか……」と思いあたりを見渡す。壁にかけてあったカレンダーが目に入るも1972年のもの。古めかしさに気味が悪くなりホテルを出ようとする。
続く— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
しかしあんなに汚いコーヒーを何故か飲んだという馬鹿な友人①(not日本人、♂)が尿意をもよおしトイレに行ってしまい放って出るわけにも行かず、席で彼らと話しつづける私と友人②(not日本人、♀)。
いつまで経っても帰ってこない友人①。続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
話を聞いていると、お爺さんとおじさんは家族でもなくこのホテルのオーナーでもないことが分かる彼らは自分たちを「客を迎える役」と言っていた。
そんな時私もトイレに行きたくなり、友人②を放っておくのは女性でもあるわけだし不安だから彼女に耳打ちして2人でトイレを借りることにした続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
トイレは長い廊下の突き当たりにあり、いくつかの客室を横切るがやはり客は1人もいる気配がしないし廊下も歩くだけで誇りが舞うくらい埃まみれだった。
しかし、私たちが女性トイレに入ると驚くものを目にする。
どのトイレもゴミまみれホコリまみれ、1番ひどい個室は血まみれ。続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
気持ちが悪くて尿意どころじゃない私はなんでもいいから出ようと友人②に言い、友人①を呼ぶために隣の男性トイレの前で名前を呼んだ。
しかし友人①の気配がなく、怖くなって友人②と廊下を駆け抜けたが、人の気配が無かったはずの先程の客室から沢山の笑い声がして本当に怖くなった。
続く— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
フロントでお爺さんとおじさんにとりあえず礼を言い逃げるようにホテルを出ようとしたが、何故かそれを聞いたお爺さんが私たちが口をつけた茶器(陶器)を暖炉に投げ込んだ。
慌てて「何故捨ててしまうのか」と聞いたが「お前達は帰る外の客。もう二度と来ない客。食器はいらない」
と答えられる続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
洗うという概念がないのかポリシーなのか何なのかは分からないが私たちが最後にお爺さんと話したのはそこまで。
外に出る瞬間に「みんな帰る。ここはホテルじゃない、駅。みんな来てみんな帰る」とよく分からないことをおじさんが言ってた。
続く— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
頭がおかしい人達かもしれないしヤク中かもしれない。
とりあえず話が最初から最後まであまり通じないので分からないけど半泣きの友人②を連れて友人①にはSMSで来た道を戻るとメッセージをいれてから外に出た。
猛スピードで元の道を辿り続けて1時間後くらいにチェーン店のドーナツ屋に入る。
続く— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
それから数時間友人②とそのドーナツ屋でお茶をしているとやっと友人①が店に現われ、合流した。
しかし、彼は激怒していた。放って行かれたからかと思ったがそうではなく、彼が見たものは私たちとは違ったからだった。
続く— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
彼の話は私たちとは確実に食い違っており、「綺麗なホテルに着いた。お爺さんとおじさん、それとお姉さんとお母さん、小学生くらいの娘さんが出てきて美味しいコーヒーをご馳走されたのに何故君たちはコーヒーも飲まずに出ていったのか」と。
私たちはお爺さんとおじさんしか見ていない。
続く— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
さらに、私たちが彼を置いていってから女性達を見たのかと思ったがそうではなくフロントに最初からいたと言う。
ふざけているのかとも思ったが、それなら彼だけがあんな汚いコーヒーを飲んだ理由もわかる
続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
最初は嘘をつくなと口論になったがお互い真剣そのものだったので「なんだこれ」と気味が悪くなり、お通夜みたいなテンションで目的のレストランも探さずにそのまま家のあたりまで戻り解散。
翌々週この話に興味を持ったほかの友人含め5人ほどで再度訪れることにしたが、全く見つからなかった。続く
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
私が引っ越してから友人①が「実はあのホテルを見つけた!やっぱりいい人達だった!見つけてから何回か遊びに行ってる」と言ってきた。
ふと、私はお爺さんが友人①の飲んだ茶器は捨てなかったなと思い出した。— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
その友人①の彼とはその報告以来あまり連絡を取っていませんし最近彼の英語がだんだんとあのお爺さんやおじさんみたいに文法的にバラバラでおかしくなってきてからは繋がっていた連絡先もブロックしました。
以上が私の話です。
信じて頂いても頂かなくても大丈夫です。— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
注意
お読みいただきありがとうございます
コピペや転載かと仰ってる方いますが一応私の数年前の話です国は日本じゃないです
信じていただいても頂かなくても大丈夫ですし創作と思っていただいても構わないですが、嘘扱いで煽りや喧嘩ふっかけてくるようなアカウントはブロックさせていただきます。— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
私もその可能性も含めてあのホテルを疑っています
— ?色??通知は死んでいます (@ailanse) 2018年10月7日
何度か読み返したんですけど、やはりコーヒーが幻覚を生ずるような薬物であった可能性はありますね。コーヒーを飲んだ友人にだけ爺二人以外の人間が見えていたこともそれで一応説明はつきます。最初からフロントに女性がいたという主張も薬物の効果で前後の記憶が曖昧になっていた、とも考えられます。
— 八百富。 (@yao_tomi) 2018年10月8日