どこかで自分の背中を見て育つ子供がいる

デザイナー筒井美佐子さんが自身の体験を基に描いた「いじめ」の漫画が注目されています。
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筒井さんは「恨みつらみを思い返す事が目的ではなく、大人になった自分達がいじめる事はかっこ悪いと思える様な背中を見せてこうよ」という気持ちでこの漫画を描きました。

中学生の自殺死亡率は過去最多記録を更新し続けています
jisatu資料:内田良「中学生の自殺率 過去最多の水準」より

名古屋大学大学院・准教授 内田良さん『私たちに残された方法は、原因が何であろうが、生徒が死を選ぶのではなく、現実から生きて逃げる道を選べるような体制をつくることである。そして原因の代表例としていじめがあるからには、とりわけ学校の外に逃げられるような選択肢を整備することが大切である。そのためには、学校だけではどうにもならない。学校を超えた支援体制づくりが、急務である。
本人が「いじめ」を受けたと感じたとき、その先は「自殺」ではなく、「相談」や「逃げること」に接合しなければならない。これ以上、悲劇をくり返さないために、私たち大人がその接合を準備しなければならないのである』

筒井美佐子プロフィール
1972年生まれ。東京都出身。
1992年4月からスクウェアに在籍。3D背景グラフィックスを担当、途中から2Dアートに転身。自然物を主に製作。
2008年にスクウェア・エニックスを退職してからは一時ゲーム業界を離れ、jam名義でペン画などを発表。フリーデザイナーとして活動

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