「独り言」を言うことでミスが減るという研究結果

研究では、35人の被験者に対して「48のカードを規則に従って並べる」といった問題を与えました。

その結果、黙々とこの課題に取り組んだときは45のミスを犯しましたが、「自分が何をしているか」や「思考プロセス」などを声に出して作業をしてもらうと、ミスはなんと10に減りました。

人が自分の意見や考えを内側に押し込めてしまうと、あらゆる考えが混線してしまう可能性があるといいます。

アトキン氏いわく「思っていることを声に出して言うことで、そのことに注意を向け、集中力を高めることができるのです」

また、独り言が数独やクロスワードのようなパズルだけでなく、家具の組み立てや、運転中の道の選択にも有効であると語っています。

独り言には「変わり者」といったネガティブなイメージがつきまといがち。しかしこの研究は、独り言のポジティブな一面を見いだすものとなっており、そのイメージを変える手助けとなりそうです。